一笑一若・メキシコ小話「スパゲッティ、スパゲッティ…」 富田さんからのお便りです。
和田さん&私たちの50年の皆さん、お元気ですか?一笑一若・メキシコ小話「スパゲッティ、スパゲッティ…」をお届けします。上司とわりない仲になった秘書は妊娠して国外で出産することになりました。そして6ヵ月後…ご用とお急ぎでないお方は、ぜひ下記のブログをお訪ねのうえ、メキシコ小話「スパゲッティ、スパゲッティ…」をE N J O Y !!!
Shinzo Tomita
スパゲッティ、スパゲッティ…
(gravi.co.jp)
これはスペインの話である。弁護士は秘書とわりない仲になっていた。
必然の帰結として、秘書のお腹は大きくなった。
彼は妻に知られては困るので、それなりの金額を彼女に渡すと、イタリアで子どもを出産するように取り計らった。
すると、秘書は「赤ちゃんが生まれたとき、どうやって知らせたらいいの?」と聞いた。
まだE-mailのない時代のことだった。
弁護士は「絵葉書の裏に『スパゲッティ』とだけ書いて送っておくれ。心配するなよ、すべての費用は俺が引き受けるから」と請け負った。
6か月後のある朝…
弁護士の奥さんがあわてふためいて夫の事務所に電話して来た。
「あなた!今、イタリアから奇妙な絵葉書が着いたのよ。はっきり言って、何を意味するのか
分からないのよ。気味が悪いわ」
弁護士は驚いて、「私が帰って説明するから、待っていておくれ」
と言って電話を切った。
帰宅した男は絵葉書を読むや、突然心臓麻痺に襲われ、意識を失って倒れてしまった。すぐ救急車が来て、病院へ運ばれて行った。
病院の医師は奥さんを元気づけながら、「ご主人に心臓麻痺を起させた、大きな精神的ショックとは何だったのですか?」と聞いた。
すると、奥さんは例の絵葉書を取り出して読み上げた。
「スパゲッティ、スパゲッティ、スパゲッティ、スパゲッティ、スパゲッティ。
ソーセージとミートボール・スパゲッティが3つ、はまぐりのスパゲッティが2つ…」
お後がよろしいようで