私たちの50年!!

1962年5月11日サントス着のあるぜんちな丸第12次航で着伯。681名の同船者の移住先国への定着の過程を戦後移住の歴史の一部として残して置く事を目的とした私たちの40年!!と云うホームページを開設してい居りその関連BLOGとして位置付けている。

2016年06月

≪イペー達の寒傷み調査報告≫ 前田さんからのお便りです。

有隅先生 皆さま
       前田です
やっと調査を致しました。
下記ブログでご報告いたします。
    http://kirishiman.blogspot.jp/2016/06/2016_6.html

2016年6月29日水曜日

2016年の厳寒によるイペー達の寒傷み調査結果

  2016年1月25日未明、前田農園は零下9.1℃を経験しました(最後に参考資料添付)。それまでは例年にない温暖な日が続いたあとの、いきなりの厳寒で植物の被害は甚大でした。前田農園のイペー達の寒傷みの様子を調べて整理しました。
  当農園のイペー達は、これまで順調に育ち、数年前からほぼ毎年開花するものが出始めていました。2009年12月に播種して樹高4m迄育ち、2012年2月3日の零下5.3℃に見舞われた年以外は毎年開花していた樹種も大打撃で根元まで枯れ下がるなど、多くの樹種に被害が出ました。
  一方、枯れ下がり皆無の樹種が1種類確認できました。クリチーバ市産 T.alba「JS121117」で、24本が3.5m前後に育っています。又、播種1年目のため枯れ下がりゼロとはいかなかったものの、これを超える可能性を持つサンジョアキン市産の T.alba 2種類や、同市産の7種類約200本のT.albaも今年から試験対象に加わりました。
  前田農園では過去を含めると53種類、現在22種類288本、第3圃場の幼苗407本を含めると695本のイペーを試験栽培しています(ここでの「種類」とは分類学上の「種」ではなく、木の種類という意)。
  尚、有隅先生から耐寒性の調査に関して課題を頂いており、それについても最後に回答させて頂きました。

 
写真は根元まで枯れ下がったイペーとジャカランダ(樹高4m)
切り倒してキュウリの支柱に活用
 

1.調査期日 2016年6月28日
2.場所 前田農園第1圃場
3.調査データ
  下記添付資料参照
4.調査結果と評価
 1)耐寒性最強の樹種はクリチーバ市産のT.alba、ロットNo.「JS121117」である。調査データの②④⑦⑧にあるが、合計24本全てが枯れ下がり皆無であった。健全率:100%。

 2)「JS121117」に続いて耐寒性が強いのは「SC131209白」(①(健全率:54%)③(健全率0%だが、枯れ下がりが10~20cmと少ない))及び「SC131207白」(③健全率0%であるが、枯れ下がりが10~20cmと少ない)である。若干の枯れ下がりが見られたが、日本の暖地では問題ない可能性がある。樹形や花の美しさで今後勝負することになる。

 3)期待のサンジョアキン-1「SJ-1・1502xx」⑨は健全率:40%、サンジョアキン-2「SJ-2・150218」は健全率:①大=4%、①小=6%、⑥53%、⑩12%)である。植栽場所の条件は⑨と⑥が類似しており、まだ優劣はつけがたい。

   4)T.alba以外ではクリチーバ市産のSerratifolia?「RT1506××」(⑥⑫)がダントツで、幼若でありながら合計29本中20本が枯れ下がりなしであった。⑥の健全率:55%、⑫の健全率:100%、平均69%。但し本グループは樹高15㎝程度で厳寒時に厚さ約15cmの雪の布団を被って零下9.1度の冷気を凌いだので有利だった。
 その次が「C131209黒」(⑦)が21本中1本が枯れ下がりなしで、他も枯れ下がりが10~20cmで軽微であった。独立での展開やT.albaとの交配に使える可能性がある。

 5)期待していたカンポスドジョルドンは根元迄枯れ下がり、耐寒性が優れてはいない。又、ポルトアレグレ市産のイペーアマレーロ2009年播種も、播種2年目から開花して4mまで成長していたが、根元まで枯れ下がるものが出るなどで増殖を断念することになる。

 6)一般にイペーロッショは耐寒性が弱いが、風車小屋ロッショ「PA風1012××」は極めて耐寒性が強い。4mもので、枝の先端の枯れ下がりが5~20㎝前後のものがある。但し、個体差が大きく、根元50cmまで枯れ下がったものが1本ある。前田農園で十種類以上のイペーロショを試験栽培したが、ダントツに強い。但し、開花までの年数がかかる。

 7)畑の中では耐寒性が最弱の「イペーヴェルディ」も地際まで枯れ下がったが根元からひこばえが出て、絶えることはなさそう。昨年は開花した。

 8)過去に、イペーブランコは零下3度程度の寒さで小苗が数十本全滅した。

5.あとがき
 昨冬の厳寒で耐寒性の有望株が見つかり、幸運であった。クリチーバ市産の樹種が全体的に耐寒性が優れている。種子は全て街路樹や公園の親木から採取されているが、市の植栽部門が地域の涼冷気候を考慮して樹種を厳選していると思われる。行政としては当該地の最低気温を想定して、その気温に耐える樹種を導入しているはずである。それを怠れば税金の無駄使いになる。イペーを植栽している行政に、最低気温を何度に想定しているかを聞いてみたいものだ。その意味でも、冷涼地であるサンジョアキン市もしっかりしている印象があり、同市からの7種類にも期待している。私が試験栽培している樹種はご協力者によってこれらの中から更に選抜されたものである。感謝に耐えない。
 

イペー達の植栽圃場の配置図と調査結果(野帳)
全てのグループに健全率を記入している(a/b)
 
  有隅先生からのご質問に対する回答:

<種類別、系統別の「枯下がり皆無個体の比率」や「枯死株率」を記録しておいて下さると、非常に貴重な資料になります>
A:枯れ下がり皆無個体数と母数は上記記録に明示しました。枯れ死株率はJ.cuspidifoliaを除いて、全てのグループともゼロでした。少なくともひこばえは出る状態です。
 
(1)T.albaを幾つかの集団に分けて、 枯下り皆無個体に赤マークを付けておいででしたが、それの各集団内での%を知りたいです(同一系統でも植える場所が違うと、微妙に違った例も在りましたよね)
A:植えた場所毎にデータを明示致しました

(2)T.alba以外の「種」や系統で、耐寒性に関してどうにもならない、劣悪な素材もありましたよね。これらの出所・給源も、この際明らかにしておいて下さると、有難いです
A:今回の データでは読み取れません。樹種として全てが枯れ死したものはクリチーバ産のイペーブランコを除いて皆無です。過去に50種類以上を試験栽培しており、その樹種は記録しています。下記のリストの中で今回の記録に登場していないものはその類とご理解ください。

(3)これはジャカランダについても同様です。La Pazがまだ幼苗なのに、優れた結果になっていましたが、枯死した実生があったかどうか聞き落としていました。正確な枯死株率が知りたいところです
A:枯れ死した株は皆無です。期待が持てます。  

(4)逆に、耐寒性が弱いとされるJ.cuspidifolia3株(?)の生き残りがありました。これはJC全体の何%だったのでしょうか? 貴重な個体ですので、これらは是非残しておいて下さい(不要なら頂戴いたします)。またJC生存株の萌芽位置とLa Pazのそれとの間に違いがあれば(JCは地際すれすれ、La Pazはかなり上から、と言った)、これも面白いです
A:種子は25粒播種し、確か15本畑に移植したと思います。昨冬の寒害で大打撃を受けて、3本がひこばえを出していますが、あと2本がひこばえを出しそうです。あとは根まで迄枯れ死です。種子の様子は下記です。当面、私が育てたいと思いますが特に研究上お入用ならさしあげても結構です。私はラパスに期待しております。

(5)巨大になっていた(サイズが大きいだけにそれだけ耐寒性が付いているはずの)ジャカランダ(J.mimosifolia)が、見るも無残に枯下っていましたが、何個体の集団だったのでしょうか。また給源もこの際、明らかにしておいて下さると有難いです
A:池田さんからの初期のものです。個体名などは不明です。5mになっても開花せず今回の厳寒でダメでした。  

(6)地上数10cmから萌芽したJ.puberula(?)を1株残しておられましたが、このJP集団の枯死株率は何%だったのでしょうか
A:枯れ死したものは1本もありません。全てが3~4mになっていましたが、いきなりの零下9.1℃で地際40~50cmまで枯れ下がりました。今、ひこばえが1mくらいまで10本くらい伸びています。
 
お手数をおかけして申し訳ありませんが、どうか宜しくお願い致します。因みに、武岡圃場でのLa Pazの生存株率は、42/51= 82.35%(枯死株率は逆に17.65%)でした。同年齢の交配実生に比べると、遥かに良い結果でした。
A:当地より温暖な有隅圃場で枯れ死が出たとは驚きです。成長の程度(播種時期)の差でしょうか。
 
参考資料:
 2016年1月25日未明の寒波の様子

≪だんだん良くなるリオ(26)BRTなど 6月末≫ 山下さんからのお便りです。

山下@リオです
だんだん良くなるリオ(26)BRTなど 6月末
 
どんどん できてくるから順不同だ。
サン・コンラッドからバーハへ向かうNOVOELEVADO DO JOA2車線拡張工事が
625日、思ったより早く完成した。通ってみたがトンネル内も明るく快適である。
ここで渋滞の時は2時間くらいロスしていたのが解消した。

イメージ 1

イメージ 2

オリンピック会場近くの選手村も完成した。
報道では623日に市長へ鍵を渡したとのことであるが、実際は28日現在まだ工事中で、中には入れない。

イメージ 3

実に31棟もあって、オリンピック後はマンションとして売り出されるとのことだが、初めに入居する選手たちが、3600ものアパートの水道、電気、シャワーなどをチェックしてくれることになるのだろう。
 
イメージ 4

イメージ 5
625日になって、やっとオリンピックの看板が敷設され始めた。これでやっとカリオカもオリンピック気分になれるだろう。(リオ・スルからコパカバーナに向かうトンネルの入り口)
 
イメージ 6
競技場へ向かう道路は1車線が関係者専用レーンになり緑色の線が引かれた。
この左の白いのはBRT専用走行路。
これで一般車は想像を絶する渋滞になるだろう。
 
イメージ 7
アルボラーダのBRTセンターは一度完成していたのを、また掘り返して改築している。メトロ4号線が81日運行開始予定なので、それまでに拡張する必要がある。

イメージ 8
メトロ4号線のジャルディン・オセアニコ駅の上に建設中のBRTステーション、
7月末完成か。
 
イメージ 9
コパカバーナのビーチバレーの競技場はまだこの状態だが、ビーチバレーはいつも仮設観覧席でやっているから大丈夫だろう。
 
イメージ 10
IOCの視察に間に合わなかった室内競輪競技場(velodromo)の完成が心配されたが6266か月遅れで完成、選手が試走を開始した。
 

風車小屋ロッショ≫ 前田さんからのお便りです。

和田さん (井川さん 小出さん)
             前田です
忙しい旅から帰国、引き続いてのお忙しい毎日
ご同慶の至りです。
風車小屋ロッショ2本が東京(J植物公園)に根付きました。
遠隔操作で開花させたいと思います。
公開にあたりましては、先方のご了解を得た条件が
ありまして、それに従っております。
    http://kirishiman.blogspot.jp/2016/06/blog-post_73.html

2016年6月28日火曜日

イペーロッショが東京で活着

 5月23日発送した T.heptafilla「風車小屋ロッショ:PA風1012xx」1.7mもの2本(同級生)が東京で見事に活着しました。1.7m以下に抑えるべく昨年の4月に根回しと枝を切断するなど、1年がかりの移送大作戦でした。1ヶ月で見事な発芽です(本日写真入手)。
 
その1:発送時葉の大半を切断したが
新芽が伸びて葉が茂った
 
その2:発送時発芽の気配だけだったが
多数発芽した


中銀 27 日発表の統計 山下さんからのお便りです。

山下@リオです
 
中銀27日発表の統計より、

イメージ 1

5月の海外直接投資は49億ドル、過去12カ月累積は5月まで547億ドルです。日本は9位でした。(inv606.xls)
 
国内の外貨フローは、貿易で5月は実に84億ドルの黒字、ファイナンスは、 114億ドルの赤字で合計30億ドルの流出となりました。
本年になって68億ドル流出しています。
 
本年5月の経常収支は12億ドルの黒字です。
 
5月の貿易収支は輸入減で64億ドルの黒字で、過去12カ月累積は417億ドルの黒字まで回復、レアル安効果が出ています。
 
5月の外貨準備高は3746億ドルと順調に回復です。因みに過去の記録は20146月の3805億ドルです。
(添付cambiocontratado606.xls) 
(添付baldepagto606.xls) 
 
5月のM10.4%減、M1の過去12カ月累積は2.52%減と13カ月連続
の通貨引き締めです。
 
インフレはFGVIGPDI指数で、
5月は1.13%と高進、過去12カ月累積は5月まで11.24%増です。
2桁インフレが8カ月継続しており、本年1桁に下げるのは困難な状況となりました。
 

支えてくれる人に感謝 中平マリコさんが今年も来伯 サンパウロ新聞WEB版より

2016年6月29日
    
http://saopauloshimbun.com/wp-content/uploads/2016/06/160629-ipe-3.jpg 「イペ音頭」のCDジャケット

「イペ音頭」に思いを込めて

 毎年ブラジルを訪問し、各地で公演活動を行っている日本の歌手、中平マリコさん(58、大阪)が、スケジュール管理などに協力し中平さんの活動を支える松尾マルシアさんとともに22日に来社し、今回の公演予定や抱負を語った。今年で13回目となる同氏の公演は毎回自費で行っており、公演中のCD売り上げは日系福祉4団体に寄付している。昨年10月に「日伯外交関係樹立120周年記念曲『イペ音頭』」をリリースし、日伯間での活動をさらに広げている中平さんは「今ここにいられるのは皆さんのお陰。支えてくれる人に感謝」と語る。また、「イペ音頭」に込められ思いやブラジル日系社会に対する熱い思いを語った。
 今回、中平さんはブラジル健康体操(川添敏江会長)の「10周年記念フェスティバル」に合わせて、例年より約1カ月早い5月13日にブラジルに到着した。すでに、ビニェイド日本祭り、イリャ・グランデ沖縄祭り、カンピーナス日本祭り、クリチバ移民祭りなどで歌を披露しており、今回も伯国中を回る多忙なスケジュールとなっている。
 昨年10月18日から1枚10レアルで販売が開始された「イペ音頭」。中平さんによると、同曲にはたくさんの思いが込められている。第一に、中平さんは毎年イペの花が咲く時期に来伯しており、各地を訪れる度に日系社会のお年寄りに「桜みたいでしょ。イペの花を見ると祖国日本を思い出す」と言われていたことが作曲のきっかけとなったという。
 また、イペの花は桜と同じように咲き誇ったと思えば、あっという間に散ってしまう。しかし、来年も綺麗に咲くと思えば「私も頑張ろう」という気持ちになれることから、「イペの花は桜に似た特別な花」と中平さんは語る。
 さらに「慣れない日本で辛い思いをしている日系ブラジル人に対しても励みとなる曲になれば」という中平さんの思いも込められている。そして、イペの花を日本に広めることを目指す「花咲爺の会」のテーマソングともなっている。

http://saopauloshimbun.com/wp-content/uploads/2016/06/160629-ipe-2-300x194.jpg

案内に来社した中平さんと松尾さん(左から)


 中平さんは「『今まで自分が行ってきた活動は本当に日伯の懸け橋となっているのだろうか』と振り返った時に、『イペ音頭』なら日伯を1つにできる曲なのではないかと思いました。2018年の移民110周年までにブラジル中で愛してもらえるような、そんな曲に育てていきたいです」と熱い思いを語った。
 9月27日まで滞在を予定している中平さんは、日本帰国後も日伯の懸け橋となる活動をたくさん予定しており、ブラジル健康体操の会員らと福島県へ訪問したり、群馬県の日系ブラジル人の子供たちを訪問し、日本列島でも「イペ音頭」を働きかけるつもりという。また、11月頃には熊本県にも訪れる予定。「ブラジルで熊本地震の支援を目の当たりにしてきたので、ブラジルの日系社会がどれほど日本を愛していて、心配しているかを伝えていきたい」と語った。
 「毎年ブラジルに来て歌うと『ありがとう』と言われるけれど、『私がありがとう』と言いたいです。皆さんに勇気と夢と希望をいただいています」と中平さんは笑顔で語った。
 公演の主な日程は次の通り。
 7月7~9日=県連日本祭り、7月24~30日=パラグアイ入植80周年祭、8月18~19日=ポルト・アレグレ日本祭り、9月3日=サンタ・カタリーナ桜まつり、9月17~18日=ジョアン・ペソア日本祭り。
2016年6月29日付

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