地元ポルトアレグレのZeroHora紙につぎの記事がありましたので要約します。世界最大の祭典ワールドカップではいろいろなことが起こります。





1962年5月11日サントス着のあるぜんちな丸第12次航で着伯。681名の同船者の移住先国への定着の過程を戦後移住の歴史の一部として残して置く事を目的とした私たちの40年!!と云うホームページを開設してい居りその関連BLOGとして位置付けている。
地元ポルトアレグレのZeroHora紙につぎの記事がありましたので要約します。世界最大の祭典ワールドカップではいろいろなことが起こります。
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会第14日は27日、各地で1次リーグ最終戦が行われ、E組のブラジル代表はモスクワで行われたセルビア戦に2対0で勝利し、2勝1分けの勝ち点7、得失点差+4として、E組1位で決勝トーナメント進出、16強入りを決めた。
同じE組のスイス対コスタリカ戦は、2対2の引き分けとなり、スイスが1勝2分けの勝ち点5で2位となった。
開始早々9分に、世界最高の左サイドバックの呼び声も高いマルセロが負傷退場するアクシデントもあったが、セレソンは動じることなく、本領を発揮した。
初戦のスイス戦は1対1で引き分け、2対0で勝った2戦目のコスタリカ戦も後半終了間際まで均衡を破れなかった。だが、この日のセレソンは前半から勢い良く攻め、試合を支配。前半35分にはパウリーニョの今大会初ゴールが飛び出し、先制した。
髪型を頻繁に変えたり、コスタリカ戦勝利の後に涙したり、対戦相手を英語、スペイン語、ポルガル語で罵倒しているシーンがはっきりTVに映されたりと、何をやっても注目され、批判の対象となってきたエースのネイマールも、この日は敵のマークを自分に引きつけ、味方を活かすプレーに徹し、セレソン攻撃陣を統率した。
初戦、2戦目とセレソンを苦しめた、スイス、コスタリカと同様に、セルビアも、反則も辞さないハードなマークで抵抗したが、この日のセレソンはそれを落ち着いてかわした。また、後半22分には、ネイマールの蹴ったコーナーキックにチアゴ・シウヴァがヘディングであわせて2点目を挙げ、突き放した。
ブラジル対セルビア戦の前に最終戦が行われたF組は、スウェーデンが1位、メキシコが2位となっており、ブラジルの決勝トーナメント一回戦の相手はメキシコに決まった。ブラジル対メキシコ戦は、ブラジリア時間の7月2日午前11時に行われる。
なお、28日はG組、H組の1次リーグ最終戦が行われ、大会16強が出揃う。H組の日本はブラジリア時間の午後3時から行われるポーランド戦に勝つか引き分け、また、負けても他会場の結果次第で2大会ぶりの16強入りとなる。
ブラジル代表は、ワールドカップ(W杯)の1次リーグを2勝1分(得点5、失点1)の首位で突破した。決勝トーナメント1回戦(ベスト16)では、7月2日、F組2位のメキシコと対戦する。
セレソンは、W杯南米予選を圧倒的な強さで首位で突破し、その後の欧州遠征でも5勝1分と好調で、大会前、ドイツと並んで優勝候補筆頭に挙げられていた。
しかし、W杯は予選、強化試合と全く異なる。厳しい予選を勝ち抜いた32カ国の選手たちが、母国の期待と誇りを担って死に物狂いでプレーする。普段ならとてもできないギリギリのプレーを随所でみせ、それが驚きのドラマを生む。
1次リーグ初戦で堅守スイスと引き分けたが、これは想定内だった。優勝を狙う国は決勝までの7試合を見据えてコンディションを整えるので、初戦に100%の状態では臨まない。
問題は、次のコスタリカ戦。初戦で勝ち点3を取り損ねたので、この試合は絶対に勝たなければない。ところが、圧倒的に攻めながら、相手の超守備的布陣(5―4―1)と旺盛な闘志の前にゴールを割ることができない。エースのネイマール(パリ・サンジェルマン)がいつもなら簡単に決めるチャンスを立て続けに外して苛立ち、それが他の選手にも伝染してチーム全体がおかしくなっていた。
しかし、追加タイムに入ってからMFコウチーニョ(バルセロナ)がようやく相手ゴールをこじ開け、ネイマールも右からのクロスを押し込み、2―0で勝った。
試合後、ネイマールがピッチに膝まづき、両手で顔を覆って号泣した。2月末にクラブの試合で右足首を骨折し、手術を長いリハビリを経てこの大会のために努力を重ねてきた。過去4カ月間のつらい思い、この試合で思うようなプレーができなかった焦り、散々苦しんだ挙句にやっとゴールを決めた喜びが胸に溢れたのだろう。
W杯1次リーグで、実力差がある相手に楽々とゴールを重ねて大勝するのも悪くはない。しかし、それでは後で強豪と対戦したときに選手たちが精神の安定を失い、力を出し切れないまま敗れ去ることが少なくない。苦し抜いた末に主力選手の活躍で勝利を手にしたことは、チームにとって大きな意味があった。
1次リーグ最後のセルビア戦は、ネイマール、コウチーニョらがまるで憑き物が落ちたように伸び伸びとプレーし、2―0で快勝。チームの調子がぐんと上がり、選手たちが自信を手にしたことが見て取れた。
3試合を通じての最大の収穫は、ネイマールの故障が完治しており、少しずつ調子を上げてきていること。まだベストの状態ではないが、決勝トーナメント以降はもっと良いプレーができるはずだ。
攻撃陣は、ネイマールを補佐すべきコウチーニョが2得点と好調だ。21歳のCFガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・シティ)がまだ得点がなく、控えの切り札だったMFドグラス・コスタ(ユベントス)が故障で戦列を離れているのが痛いが、全般的な出来は悪くない。
守備陣は、ミランダ(インテル)、チアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)の両CBが安定しており、アンカーのカゼミロ(レアル・マドリード)も対人守備の強さを発揮する。
ただし、SBに故障者が相次いでいるのは懸念材料だ。大会前に右SBの絶対的レギュラーだったダニエル・アウベス(パリ・サンジェルマン)が故障で招集外となり、その代役ダニーロ(マンチェスター・シティ)も初戦で故障。コスタリカ戦からファグネールがプレーしており、ここまではまずまずのプレー内容だ。左SBは、やはりレギュラーのマルセロ(レアル・マドリード)がセルビア戦の開始早々に故障した。それでも、交代出場したフィリペ・ルイス(アトレティコ・マドリード)が攻守両面でチームに貢献したのは不幸中の幸いだった。
今後の課題はいくつかある。
(1)まだ本調子ではないネイマールがいつ爆発するのか。
(2)このチームの持ち味である組織的なプレーをさらに研ぎ澄ませることができるのかどうか。
(3)今後、さらに故障者が出ないかどうか。
(4)故障で戦列を離れている選手のうち誰がいつ復帰できるのか。
いずれも、目標である優勝を達成するための重要なポイントだ。
決勝トーナメント1回戦では、もし前回大会の覇者ドイツがF組2位で勝ち上がればブラジルと対戦するところだった。韓国がドイツを破って敗退させてくれたおかげで対戦を回避できたのだが、2014年W杯準決勝での屈辱的な大敗のリベンジする機会が失われたのは残念でもある。
ともあれ、ここから先は勝つか負けるか。引き分けはない。ドイツのまさかの敗退を肝に銘じて一層気を引き締め、ブラジルらしく高度なテクニックと豊かな創造性を存分に発揮し、一戦一戦、全力で闘ってもらいたい。
セレソンが4年前の屈辱を晴らせるのか、あるいは再び悔し涙に暮れるのか。W杯はここからが佳境だ。
和田:ブラジルに移住して来て現地でサッカージャーナリストとして活躍している沢田啓明さんは、40年‼ホームページにも沢山寄稿して頂いていますが、『情熱のブラジルサッカー』華麗・独創・興奮の著作もある沢田さんの解説は、分かり易くて含蓄に富む読み物です。W杯は、ここからが佳境=ブラジル代表1次リーグ総括、課題と今後の展望=をニッケイ新聞からお借りしてバーチャル座談会に残して置きます。
キャバン: 今夜は、W杯の予選リーグの大勝負ポーランド戦ですよね。23:00の試合開始時間は、私の就寝時間に当たります。明日は、朝一番でリハビリあるし、夜更かしするのは考え物ですが、タイマーかけて録画し、朝のニュースで結果を知る前に3:30頃起きて観戦するという方法も考えましたが、これもしんどいですね。
民放の中継は、試合開始2時間前に始まるようですね。もう散々語り尽くされたここまでの戦いの回顧と、ポーランド戦の予想なんでしょうね。
サッカーを少しでもやったことのある、あるいは自称サッカー通の芸能人もでるのでしょうね。私には、その前番組の方が苦痛ですね。
西野ジャパンは全敗だとか、本田をふくめた「昔の名前」はマンネリだとか批判は多かったですが、結果が全てでしょう。
今夜、どういう結果になるか分かりませんが、FIFAランキングでは最下位の日本が、最高位のポーランドの勝ちか引き分けは十分ありうるでしょう。これから5時間、どうやって時間を使いましょう? その後、音源を押さえて、騒ぐこととしましょう。
現時点での予想は、2-2の引き分けです。希望的!
前回優勝、FIFAランキング1位のドイツが、すでに予選リーグ敗退の決まっている韓国に負けるなど、想像できないですよね。アルゼンチンも、ギリギリだったし・・・・ブラジルも苦戦でした。波乱の「ロシア大会」最大の波乱「日本初優勝」が起こったりして・・・・削除
県人会はいつまでも母県との繋がりを大切にしなければならないことは当然である。そのため毎年でも県知事等幹部の来伯を要望したいところである。
しかしながら、県の財政事情もあるので、せめて県人会創設時からみて5年毎の節目の際には、県からの来伯を強く進言し、実行に移してもらうべきであろう。
そのためには相互交流という観点から県人会からも訪日団を派遣することが望まれる。県側のミッション派遣のための予算要求もあるので、節目の年の2年前くらいに県人会の訪日団を派遣し、県に重要な周年時に来伯してもらうようにする。
日本とブラジルの都道府県市町村間の姉妹都市提携件数は、57件で米国、中国、韓国、オーストラリア、カナダに次ぐ堂々第6位に位置する。残念なのは、2000年以降の締結案件が無いことであるが、交流関係の活性化は、県人会の活性化に繋がると考えるべきである。
ブラジルとの姉妹都市交流を持っている都道府県は、下記表にある23県である。県人会と姉妹都市は必ずしも直接の関係はないかも知れないが、考慮に入れておくべきである。
ブラジルとの姉妹都市交流は、日本ブラジル中央協会の連載エッセイ「ブラジルを理解するために」の連載93を参照のこと。
日本の若者の留学意欲が減少しつつあると言われているが、次代を担う若者の交流は極めて大切なことである。前述のように県費による留学生・研修生の交流は、今後とも継続、できれば強化して欲しいものである。日本や母県を訪問し、様々な体験をした若者は、必ずや県人会の将来のリーダーとして活動に参画してくれよう。
日本の150の大学のホームページをチェックしたところ、ブラジルの大学と留学交流協定を持つ大学数は、57大学で、相手のブラジル大学数は、43大学、合計案件数は、116件である。どこまで活発に交流が行われているかはわからないが、これらの大学交流も県人会の活性化に繋げていけば、素晴らしいことである。
下記にブラジルの大学と交流関係を持つ大学の所在県を記す。日本とブラジルとの大学間留学交流の詳細は、日本ブラジル中央協会の連載エッセイ「ブラジルを理解するために」の連載99を参照のこと。
県人会活動とは直接結びつかないが、筆者も「大阪サンパウロ姉妹都市協会」に関係している。同協会では、毎年「ポルトガル語スピーチコンテスト」を開催し、優勝者をサンパウロに派遣している。またサンパウロで開催される日本語スピーチコンテストの優秀者を日本に招聘している。協会は財政基盤が弱体なので、大阪市やエミレーツ航空の支援・協力を受けている。
秋田県人会は、3年前から「本荘追分大会」を開催している。毎回80名くらいの参加者の中から選ばれた優勝者が、日本の「本荘追分大会」に参加する。2018年は、日系人ではないカリオカ娘が優勝し、8月の秋田での大会に参加するという。日本文化の広がりを感じさせる。
沖縄県人会は、最強の県人会であるが、ウチナンチュウの世界的ネットワークを駆使して、「過去」ではなく、現在進行形の「今」プログラムを展開している。演歌でもなく民謡でもない人気バンドの「ビギン」のコンサートは、大成功であったと伝えられている。(つづく)
ブラジル代表は、ワールドカップ(W杯)の1次リーグを2勝1分(得点5、失点1)の首位で突破した。決勝トーナメント1回戦(ベスト16)では、7月2日、F組2位のメキシコと対戦する。
セレソンは、W杯南米予選を圧倒的な強さで首位で突破し、その後の欧州遠征でも5勝1分と好調で、大会前、ドイツと並んで優勝候補筆頭に挙げられていた。
しかし、W杯は予選、強化試合と全く異なる。厳しい予選を勝ち抜いた32カ国の選手たちが、母国の期待と誇りを担って死に物狂いでプレーする。普段ならとてもできないギリギリのプレーを随所でみせ、それが驚きのドラマを生む。
1次リーグ初戦で堅守スイスと引き分けたが、これは想定内だった。優勝を狙う国は決勝までの7試合を見据えてコンディションを整えるので、初戦に100%の状態では臨まない。
問題は、次のコスタリカ戦。初戦で勝ち点3を取り損ねたので、この試合は絶対に勝たなければない。ところが、圧倒的に攻めながら、相手の超守備的布陣(5―4―1)と旺盛な闘志の前にゴールを割ることができない。エースのネイマール(パリ・サンジェルマン)がいつもなら簡単に決めるチャンスを立て続けに外して苛立ち、それが他の選手にも伝染してチーム全体がおかしくなっていた。
しかし、追加タイムに入ってからMFコウチーニョ(バルセロナ)がようやく相手ゴールをこじ開け、ネイマールも右からのクロスを押し込み、2―0で勝った。
試合後、ネイマールがピッチに膝まづき、両手で顔を覆って号泣した。2月末にクラブの試合で右足首を骨折し、手術を長いリハビリを経てこの大会のために努力を重ねてきた。過去4カ月間のつらい思い、この試合で思うようなプレーができなかった焦り、散々苦しんだ挙句にやっとゴールを決めた喜びが胸に溢れたのだろう。
W杯1次リーグで、実力差がある相手に楽々とゴールを重ねて大勝するのも悪くはない。しかし、それでは後で強豪と対戦したときに選手たちが精神の安定を失い、力を出し切れないまま敗れ去ることが少なくない。苦し抜いた末に主力選手の活躍で勝利を手にしたことは、チームにとって大きな意味があった。
1次リーグ最後のセルビア戦は、ネイマール、コウチーニョらがまるで憑き物が落ちたように伸び伸びとプレーし、2―0で快勝。チームの調子がぐんと上がり、選手たちが自信を手にしたことが見て取れた。
3試合を通じての最大の収穫は、ネイマールの故障が完治しており、少しずつ調子を上げてきていること。まだベストの状態ではないが、決勝トーナメント以降はもっと良いプレーができるはずだ。
攻撃陣は、ネイマールを補佐すべきコウチーニョが2得点と好調だ。21歳のCFガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・シティ)がまだ得点がなく、控えの切り札だったMFドグラス・コスタ(ユベントス)が故障で戦列を離れているのが痛いが、全般的な出来は悪くない。
守備陣は、ミランダ(インテル)、チアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)の両CBが安定しており、アンカーのカゼミロ(レアル・マドリード)も対人守備の強さを発揮する。
ただし、SBに故障者が相次いでいるのは懸念材料だ。大会前に右SBの絶対的レギュラーだったダニエル・アウベス(パリ・サンジェルマン)が故障で招集外となり、その代役ダニーロ(マンチェスター・シティ)も初戦で故障。コスタリカ戦からファグネールがプレーしており、ここまではまずまずのプレー内容だ。左SBは、やはりレギュラーのマルセロ(レアル・マドリード)がセルビア戦の開始早々に故障した。それでも、交代出場したフィリペ・ルイス(アトレティコ・マドリード)が攻守両面でチームに貢献したのは不幸中の幸いだった。
今後の課題はいくつかある。
(1)まだ本調子ではないネイマールがいつ爆発するのか。
(2)このチームの持ち味である組織的なプレーをさらに研ぎ澄ませることができるのかどうか。
(3)今後、さらに故障者が出ないかどうか。
(4)故障で戦列を離れている選手のうち誰がいつ復帰できるのか。
いずれも、目標である優勝を達成するための重要なポイントだ。
決勝トーナメント1回戦では、もし前回大会の覇者ドイツがF組2位で勝ち上がればブラジルと対戦するところだった。韓国がドイツを破って敗退させてくれたおかげで対戦を回避できたのだが、2014年W杯準決勝での屈辱的な大敗のリベンジする機会が失われたのは残念でもある。
ともあれ、ここから先は勝つか負けるか。引き分けはない。ドイツのまさかの敗退を肝に銘じて一層気を引き締め、ブラジルらしく高度なテクニックと豊かな創造性を存分に発揮し、一戦一戦、全力で闘ってもらいたい。
セレソンが4年前の屈辱を晴らせるのか、あるいは再び悔し涙に暮れるのか。W杯はここからが佳境だ。