和田さん&40年の皆さん
 
明日の日本対パラグアイ戦を前に、同国選手は日本をどう見ているかを
 
報告します。パラグアイには不安要因があるのだ。
 
下記のBLOGでご覧下さい。
 
 

パラグアイは日本をこう見る


 
明日、日本と対戦する「白赤チーム(パラグアイのユニフォームの色から来る、チームの愛称)」は、W杯に8回出場しているが、そのうち4回は決勝リーグに進出している。しかし、日本と同様ベスト8入りは一度も無く、今回こそは、悲願のベスト8入りを目指している。

 

主砲カバーニャスを欠く、パラグアイ

実は、今年の1月25日、パラグアイ・チームの主将であり、主砲でもある、サルバドール・カバーニャスが、彼がプレイする、メキシコ・シティーで頭に銃撃を受けたのである。
幸い、命には別条はなかったが、弾丸は未だ頭内に残ったままで、今回のW杯への出場は叶わなかった。
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パラグアイが報じた、遠藤のゴールを祝う、本田

 
国民的英雄を襲った悲劇にパラグアイ国民は失意のどん底に沈んだが、残されたチームメートたちの奮闘により、パラグアイは南米予選を勝ち続けてW杯出場を果たしたのである。
今回、「偉大なるW杯の欠場者である、カバーニャス」は同国国会から、「彼の類い稀なサッカー界への功績」が称えられて、表彰されたのである。
カバーニャスのためにも、「白赤チーム」はW杯での必勝を期しているのである。
そのパラグアイの前に立ちはだかる、のが強敵日本なのだ。
では、明日の日本戦を前に、パラグアイ・選手たちが日本をどう見ているか、を検討してみよう。

 

要注意!日本のスピードとフリーキック

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パラグアイ、マルティーノ監督

 
ニュージーランドでプレイする、セッサル・カセレスとブラジルでプレイする、エドガー・
ベニテスはこう語る。
「パラグアイのベスト8を進出のためには、日本に勝たなければならない。そのためには、
日本チームのスピードをコントロールする必要がある」
選手たちは、異句同音に日本のスピードに言及している。しかし、我がチームの守備陣は堅固なので、心配ないと、日本のW杯での全ての試合を研究した、カセレスは自信を示す。
事実W杯南アフリカ大会でのパラグアイの失点は1に過ぎず、得点は3であり、守備が堅いことが分かる。因みに日本は2失点、4得点である。

 
ベニテスは南米予選でブラジル、アルゼンチンを破った、自チーム独自のフット・ボールに絶大な信頼を寄せる。
面白いことに、パラグアイ選手たちは、日本の得意技「フリーキック」には誰も触れなかったが、これこそパラグアイが最も警戒すべき、日本の秘密兵器なのだ、とパラグアイ記者は警鐘を鳴らす。
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パラグアイ、白赤美女応援団

 
対デンマーク戦で、日本は芸術的な、本田と遠藤のフリーキックで、強豪デンマークを倒したのだ、とパラグアイ記者は注意を喚起している。パラグアイの唯一の1失点は、対イタリア戦のコーナー・キックだったことを忘れてはいけない、とも。

 
また、要注意点として、パラグアイの記者たちは、W杯南アフリカ大会の3ゴールの内、1ゴールを入れた、アルカラスは対ニュージーランド戦での怪我で明日は出場出来ないこと、また、残りの2ゴールを入れたのは、共にボランチのベラとリヴェーロのものだった、ことを指摘している。得点力を期待される、FWのサンタクルスは三試合で1ゴールも入れていないことが、白赤チームの最大の不安要因なのである。
主砲カバーニャスの不在が惜しまれるのも無理はない。

 
こうパラグアイ人に解説されて見ると、「日本有利説」が俄然現実身味を帯びてくるのだ。
「がんばれ、NIPPON!!」

 
(終り)