≪ミヤマキリシマとの交配種発芽≫  前田さんからのお便りです。
 
有隅先生 小出さん 池田さん 松村さん
                前田です
有隅先生から恵与頂きました種子が順調に200本くらい発芽しました。
「霧島桜」では今までも苦労しましたが、今からまた一つ、楽しみと苦闘が始まります。
ブログに発芽の様子をアップしましたのでご笑覧、ご批判ください。

 

2014年4月24日木曜日

ミヤマキリシマ「霧島桜」と「キンモウツツジ」の交配種の育成

 前田選抜の「霧島桜」(ミヤマキリシマの新種、下記URL参照)と「キンモウツツジとアザレアの交配による雑種第一代の実生、朱色で四季咲き」の交配種を育成しています。霧島桜の花粉を採取するタイミング上、北海道の友人(霧島桜は門外不出としているが、ここは門内)が1本育てている霧島桜の花粉を、有隅先生が育てておられる先出の愛樹の子房に先生が綬粉し採取された種子を恵与いただき、3月13日にトレーに播種しました。順調に約200本が発芽し生育しています。晩春に開花するミヤマキリシマと、夏から秋にかけて開花するキンモウツツジ系の交配です。この二種は、樹形や、葉の形、花の大きさ、花色も全く異なります。どんな子孫が飛び出すか、興味深々です。先生は、キンモウ系の「四季咲き型」で霧島桜の「色変わり」を追いかけてみたいと言っておられます。早ければ、2~3年で開花しそうです。 優れた後代を選抜して育成するつもりです。
    新種「霧島桜」の説明: http://hazukijp.huu.cc/THERHODOENDRON/toroku/51kirishima-sakura.html
  
  苗が整然と配置されていますが、焼き鳥用の竹串を使って混雑している部分から空き地に移植しています。この状態で根が2~3cm位に伸びているので、移植は早い方が楽です。播き床は小粒の薩摩土の表面に、厚さ5㎜程度のピートモスを乗せています。(写真はクリックで拡大