ソフトバンク 3年ぶり日本一!4連勝、退任秋山監督が有終の美  スポニチアネックスより 

スポニチアネックス 10月30日(木)22時5分配信
 ◇日本シリーズ第5戦 ソフトバンク1―0阪神(2014年10月30日 ヤフオクD)

 日本シリーズ第5戦(7試合制)は30日、ヤフオクドームで行われ、王手をかけていたソフトバンクが阪神を1―0で振り切り4連勝。対戦成績を4勝1敗とし3年ぶり6度目の日本一を決めた。今季限りでの辞任を表明している秋山幸二監督(52)は地元・福岡でのラストゲームで有終の美を飾った。

 7回までスコアボードに「0」が並ぶ投手戦。ソフトバンク打線がついにメッセンジャーをつかまえた。8回、柳田と内川の安打で1死一、三塁と先制の好機を迎える。4番・李大浩(イ・デホ)は空振り三振に倒れたものの、松田が打席へ。8球粘ってメッセンジャーの134球目、148キロの直球を中前にはじき返した。執念の一打にヤフオクドームはこの日、一番の大歓声に包まれた。

 先発の摂津は三塁を踏ませない力投で6回を4安打無失点。森が7回、五十嵐が8回を無失点に抑えると、9回はサファテが1死満塁のピンチを背負ったが何とかしのいで逃げ切った。

 好投の摂津から早めの継投で勝負に出た秋山監督。采配がズバリ的中し、11年以来、自身2度目の日本一に輝いた。指揮を執って6年目、今季限りでの退任が決まっている指揮官が見事、有終の美を飾った。

 阪神は3回の守りで2死二、三塁から明石の中前へのライナーに、中堅・大和が頭から跳び込んで好捕。6回にも2死二、三塁で中村の大飛球を背走してキャッチし、美技を連発した。バックにも助けられメッセンジャーは7回まで無失点に抑えたものの、8回でついに力尽きた。第2戦から3試合で計4得点の打線はマートンを1番にすえたものの、最後まで沈黙した。