在外ブラジル人が上院に書簡 選挙結果尊重訴え、弾劾に反対 サンパウロ新聞WEB版より

2016年8月29日
    
http://saopauloshimbun.com/wp-content/uploads/2016/08/160827-impeachment.jpg最終審理2日目の上院での議員のやりとり(Foto: Marcelo Camargo/Agência Brasil)
 上院議会でジルマ大統領の弾劾手続きに関する最終審理が始まった25日、米国、欧州、豪州、中南米の在外ブラジル人によるグループが上院に対し、弾劾への反対を表明する書簡を送付した。
 「ブラジルにおけるクーデターに反対する世界ブラジル人ネットワーク」として送付された書簡には、世界20カ国の計41グループが参加。上院議員に対し、弾劾審理の最終投票において、ジルマ氏が再選された2014年大統領選挙で得た5400万以上の票が尊重されるべきと訴えている。
 書簡ではさらに、弾劾請求の根拠の一つである連邦会計の不正操作疑惑について、上院によって行われた監査で大統領の関与はなかったとされたことにも言及。それぞれが住む国で、地元の団体とともに、国際機関が弾劾に向けた動きに反対の立場を取るよう訴える街頭行動を実行する意思を示している。
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 最終審理初日の25日は告発側、26日は弁護側の証人がそれぞれ出席した。初日の審理冒頭で弾劾反対派のホフマン議員が、大統領を裁く上院のモラルを問う発言をしたことで紛糾。賛成派と反対派の議員の激しい口論となり、レバンドブスキ最高裁長官によって審理が一時中断された。審理は約16時間に及んだ。
 29日にはジルマ大統領が審理に出席し、自身の弁明を行う予定となっている。
2016年8月27日付け