《ブラジル》南部3州で厳しい冷え込み=国立気象観測所が警告発す  ニッケイ新聞WEB版より


2018年6月8日

サンジョアキン市では野原一面に霜が降りた(Mycchel Hudsonn Legnaghi/São Joaquim Online)

 国立気象観測所(Inmet)が7日、ブラジル南部の3州では、9日まで、最低気温が5度以下の日が続く可能性があると警告を発した。
 サンタカタリーナ州では、7日朝7時30分現在の気温が5度以下だった市が42あり、野原や畑が霜に覆われた。
 最も寒かったのは零下3・8度を記録したウルペマ市で、ボン・ジャルジン・ダ・セーラ市でも零下3・3度となった。また、フライブルゴ市とクリチバノス市で零下0・8度、ポント・アウタ・ド・ノルテ市とサンジョアキン市で零下0・6度、パウメイラ市で零下0・3度と、零下を記録する町が続いた。未明に零下3・6度を記録した所もあったサンジョアキン市では、郊外の野原や車の窓ガラスなどが、一面、霜で覆われていたという。
 南極方面からの強い寒波は、リオ・グランデ・ド・スル州やパラナ州も覆い、6日から厳しい冷え込みを招いている。この寒波は今後、南東部や中西部の一部に達する見込みで、ロンドニア州やアクレ州でもその影響が出そうだという。
 また、大西洋上に発生するサイクロンのため、南部と南東部では、海岸部を中心に、時速80~90キロの強い風が吹くとの予想も出ている。外出時には、寒さ対策と強風対策が必要だ。(7日付G1サイト、アジェンシア・ブラジル、フォトス・プブリカスより)