岐阜群馬三重=3県人会協力し完売御礼!=他県人会から協力者続々=予約満杯、客も満足 ニッケイ新聞WEB版より

左から長屋会長、白田会長、下川会長

左から長屋会長、白田会長、下川会長

 三重県人会文化援護協会(下川孝会長)、群馬県人文化協会(磯白田ネウザ会長)、岐阜県人会(長屋充良会長)の3県人会が協力して、10月18日に日本食販売イベント「がんばろう! みんな、元気! Juntos!」を開催した。予約時点で完売、焼きそばとたこ焼きまたはからあげ、苺大福が入ったセットが250食、苺大福は述べ650個を販売し、大盛況に終わった。味もしっかり、ボリュームたっぷりの中身に、買った人も大満足の様子だった。


 同3県人会以外に東京都友会(鈴木ワグネル会長)、福島県人会(今井マリナ会長)、埼玉県人会(吉田章則会長)も協力し、開催前日の準備と合わせて150人程のボランティアが集まった。

県人会のボランティアが集まって集合写真

県人会のボランティアが集まって集合写真

 下川会長(二世)は、「新型コロナが始まり当会もイベントでの経費を賄うことができずにいました。そんな中、岐阜と群馬で協力しようという話になりました。当会だけでの開催は難しかったため、色々な所からの後押しに本当に感謝しています」と胸中を述べ、「県人会などイベントを考えているなら気軽に連絡ください。いつでも会場を貸し出しますよ」と語った。
 白田会長(三世)は、このコロナがきっかけで人との交流の大切さを再確認したという。「最近になり各県人会がイベントを徐々に始めたので、色々な所を手伝っています。こういった行事は県人会維持のために必要ですが、それ以上に人と人の交流が何より大切だということに気づかされました。これからも会の垣根を超えて協力したいです」とコロナ禍での気づきを語る。
 長屋会長は「当会は昨年から横のつながりを強めようと、岐阜を含む中部の県人会を中心に運動会を計画していましたが、このコロナで中止になりました」とコロナによる影響を語り、またこの自粛期間の変化についても。
 さらに「コロナは色々と大変ですが、高齢者に代わって、世代の壁を超えて若手が手伝ってくれるようになりました。皆さんの結束力がこのコロナ禍でも組織を強くしていると実感します。本当にありがとうございます!」と深謝した。