巨人 連覇で38度目V コロナ禍の異例のシーズン 原監督「私もよく頑張りました」 デイリースポーツWEB版より

 優勝ペナントを手にファンの声援に応える(右から)原監督、菅野、丸、坂本、岡本(撮影・堀内翔)
 優勝ペナント手に声援に応える丸(中央)。左から岡本、坂本(1人置いて)菅野、原監督(撮影・堀内翔)
 優勝を決め原監督と抱き合う戸郷(撮影・三好信也)
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 「巨人3-3ヤクルト」(30日、東京ドーム)

 巨人が2年連続38度目(1リーグ時代を含めて47度目)のリーグ優勝を決めた。

 新型コロナ禍で迎えた異例のシーズン。開幕は6月までずれこみ、当初は無観客。観客数は徐々に増えたが、まだ本来の姿には戻りきっていない。

 原監督は優勝監督インタビューで「ジャイアンツの選手ももちろんですけど、12球団の選手、こういう状況でもここまでいいコンディションを作って戦ってきた野球選手は誇りある人たちだとあらためて敬意を表します」と球界全体でコロナ禍に立ち向かったことに対する思いを口にした。

 非常事態に頑張った選手、関係者へのねぎらいの言葉を求められると「6月19日に開幕を迎える事ができましたが、選手たち、そしてコーチスタッフ…」と話した後で「もうちょっと言うなら私もよく頑張りました」と自らの率直な思いも口にした。

 「野球界は非常に苦しいスタートを切りまして。しかしこうやってお客様も応援出来るようになって、どんどんお客様も増えてくると思います。世の中は明るい、いい方向になっていると思います。私たちも野球界が中心になって、前に突き進みたいと思います」。まだ収束が見えないコロナ禍に、一丸となって継続して立ち向かう思いだ。