一笑一若・アメリカ小話「ヌーディスト・クラブ」 富田さんからのお便りです。
和田さん&W50年の皆さん、お元気ですか? 21日(日)帰国しました。さて、テキサス州は2月の11日からちょうど1週間、大寒波が襲来し、14(日)、17(水)、18(木)と三回も雪が降りました。11日から普段は暖かいサン・アントニオの気温が下がり始め、13(土)は-3.3℃、14日-10℃、15日-12.7℃という具合でした。-12.7℃は180年ぶりの最低気温で、テキサスの大半が停電となり、水道管が破裂して断水となり,学校はもちろんスーパー、病院までクローズしました。
私の帰国便は15日でしたが、17日に延期されたと思ったところ、また雪が降り、20日(土)にやっと出発出来ました。そして成田に着いたと思ったら、まさかのサプライズが待ち構えていました。今回の帰国便前後の混乱はかつてないほどの大問題でしたので、停電事情とともに来週詳しくご報告したい、と思います。ところで、テキサスも寒かったですが、東京も寒いですね。そこで今週は真っ裸で暮らす、「熱いヌーディストたち」の小話をお届けします。題して、一笑一若・アメリカ小話「ヌーディスト・クラブ」。ご用とお急ぎでないお方は下記のブログをお訪ねのうえ、お熱いアメリカ小話をE N J O Y !!!
http://iron3919.livedoor.blog/archives/9268289.html
富田眞三 Shinzo
Tomita
「ヌーディスト・クラブ」
写真:(www.twitter.com)
【蛇足的まえがき】
寒いですね。そこで今回は年中裸で暮らす人たちの小話をお届けしたい。即ちヌーディスト・クラブである。ヌーディスト・クラブには、当然のことながら、ピンからキリまである。キャンピング・カーで暮らすヌーディストが集まる質素なクラブから、一年中裸で暮らせる、フロリダのプール、レストラン、その他の豪華な設備を持つ、高級リゾートのようなクラブまである。
いずれにせよ、ヌーディスト・リゾートのうたい文句は、クラブに入ると、「ライフスタイルが変わる」という。アメリカにはヌーディストだけが暮らす町とか、ビーチ、果てはヌーディスト専用のクルーズまである、というから驚く。
ヌーディストたちは全員が「フリーセックス愛好者である」と言うのは、とんでもない誤解だと、ヌーディスト社会の雑誌「Nマガジン」のストーリー編集長は語る。これは普通人間が裸になるのは、セックスをするときか、風呂に入るときだけからくる誤解であり、ヌーディストとフリーセックス愛好者には何らの相関性もない、と主張する。
だが、最も豪華なフロリダ州のカリエンテ・ヌーディスト・クラブは時たま週末に、この種のパーティーを主催している。長年カリエンテ・クラブに住む、ある住人は、ここの1/3の住人は彼らのパートナーとともに「フリーセックス・パーティー」に参加している、と言う。そうそう、カリエンテ(caliente)とはスペイン語で熱い(hot)の意である。この語は気候の意の他に「性的興奮」の意も持っている。将に語るに落ちる、話ではある。
とにかく、ほとんどのヌーディストは、フリーセックス愛好者のライフ・スタイル(生活様式)を尊重しているのだそうだ。
さて、どういう年齢層がヌーディストかというと、かつては20代の若者もいたが、今は後期高齢者が多くなっている。すなわち、大部分のヌーディスト・クラブのメンバーは退職した、お年寄りなのである。どうやら「裸で暮らす老人ホーム」でもあるようだ。
大昔、亡妻とスペイン南部のコスタ・デル・ソル(太陽ビーチ)のホテルに泊まったときのことである。ホテルのプライベート・ビーチを散歩していると、二人のお婆ちゃん、デブちゃんとやせっぽちが真っ裸であお向けに寝転んで日光浴をしていた。ヌーディスト・クラブではない、観光ホテルですよ。我々は「タオルでもかけてくれよ」と言いながら、ホテルへ引き返したものだった。ヌーディストと言っても、ピンからキリまであるのですなぁ…。
では、そんなアメリカ小話「ヌーディスト・クラブ」をお楽しみください。
(テキサス無宿記)
(テキサス無宿記)
一笑一若・アメリカ小話「ヌーディスト・クラブ」
ニューヨークのビジネスマンが郊外の高級ヌーディスト・クラブに入会した。
プライベート・ビーチもある広大なクラブを丸裸で実地踏査していると、すこぶる付きの金髪美女に出会った。すると、たちまち彼の一物が勃起した。
金髪美女はにっこり笑って、「私をお呼びになりました?」と訊いた。
「いや、呼んじゃいないよ」とビジネスマン。
金髪女性は「これはクラブの規則ですのよ。あたしを見てあなたが勃起したら、あなたが『私をお呼びになった』ということになるのよ」と彼女は説明した。
という訳で金髪美女はビジネスマンを灌木の後ろに誘うと、二人は夢見るようなメイクラブを楽しんだのである。
美女と別れた後、1時間ほどクラブ内の施設を見て廻ったビジネスマンは、サウナにたどり着いた。サウナ室に入るやいなや、彼は一発放屁した。
すると、どこからか毛むくじゃらな大男が現れて、「俺を呼んだかい?」と訊いて来た。
「いや、呼んじゃいないよ」とビジネスマン。
「まぁいいや、これはクラブの規則でね、君が屁をこいたってことは、『俺を呼んだ』ってことなんだぜ」と言って、大男はビジネスマンの手足の自由を奪い、彼の体をテーブルの上にうつ伏せにして、後ろから……したのである。
頭に来たビジネスマンは直ちに事務所へ直行すると、「もうクラブには加入しないから入会金を返してくれ」と要求した。
係員は「何があったのですか? ここの施設とメンバーの皆さん素晴らしいのに…」と言った。
「そんなことは二の次だ。問題はここの可笑しな規則だ。61歳の私は月に2回しか勃起しないが、放屁ときたら毎日15回もする。おかげでとんでもなく不快な目にあった。だから、クラブに入るのは辞める!」と男は怒鳴った。
お後がよろしいようで……。
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