平成30年秋の叙勲 7管内で17人が受章 サンパウロ新聞WEB版より
右上から高橋氏、貞方氏、元山氏、石井氏、安見氏、宮本氏、丸岡氏、スズキ氏、梅田氏、西尾氏、岩原氏、有田氏、金城氏、原氏、ミウラ氏、トーレス氏、長井氏
平成30年度秋の叙勲として、在ブラジル日本国大使館管内3人、在サンパウロ(聖)総領事館管内5人、在リオ総領事館管内2人、在クリチバ総領事館管内3人、在マナウス総領事館管内1人、在レシフェ総領事館管内2人、在ベレン領事事務所管内1人の計17人(うち、外国人叙勲は10人)がこのほど決定した。叙勲受章者は次の通り。
【邦人叙勲】
◆高橋實氏。旭日双光章。94歳。ブラジリア市。聖州グアララペス市臨時市長、ブラジリア連邦区日伯体育娯楽協会会長などを歴任し、伯国での日系人の地位向上に貢献。
◆貞方賢彦氏。旭日双光章。76歳。聖州コチア市。ブラジルヤクルト商工(株)代表取締役社長、ブラジル日本商工会議所会頭を歴任。ヤクルト商工設立メンバーの1人として渡伯し、法制度や商習慣の違いから生ずる諸問題の解決に尽力することで、同社の発展及びブラジルでの日本企業のイメージ向上に貢献。
◆元山光男氏。旭日双光章。89歳。聖州アラサツーバ市。アラサツーバ日伯文化協会会長、ノロエステ連合日伯文化協会副会長を歴任。アラサツーバ日系社会で日本語モデル校の創設や太鼓グループ創設に携わり日本文化の普及に尽力。
◆石井千秋氏。旭日単光章。77歳。聖市。柔道家
及び柔道場経営者。伯国柔道界初となる五輪メダルを獲得し、ブラジル社会に柔道ブームを巻き起こし、日本発祥の武道である柔道の認知と普及に貢献。現役引退後は自身の道場で、聖州柔道連盟の強化コーチとして選手の育成に努めた。
◆安見清氏。旭日単光章。78歳。リオ州ペトロポリス市。元アタ燃焼機工業(株)取締役社長で現ペトロポリス日系協会会長。ペトロポリス市での対日理解の向上及び日伯の文化交流に大きく貢献。
◆宮本倫克氏。旭日単光章。75歳。アマゾナス州
マナウス市。エフィジェニオ・デ・サーレス移住地自治会会長、西部アマゾン日伯協会第1副会長などを歴任。エフェジェニオ・デ・サーレス移住地内の相互の親睦を深める一方、移住地外のブラジル人社会やマナウス市への進出日本企業との積極的交流にも尽力。
◆丸岡義夫氏。旭日双光章。71歳。パラー州アナニンデウア市。元コケイロ日本人会会長、元汎アマゾニア日伯協会会長、元北伯日本語普及センター理事長。汎アマゾニア日伯協会の周年行事を成功に導き、同協会機関誌の編集や発展にも寄与。日本語能力試験をベレンへ誘致した他、北伯地域の日本語教育普及活動に貢献。
【外国人叙勲】
◆タエ・スズキ氏。旭日中綬章。73歳。聖州。サンパウロ大学日本文化研究所所長、ブラジリア大学文学部外国語・翻訳学科日本語コース教授などを歴任。ブラジル国内外の名門大学で40年以上にわたり日本語を教え、日本語普及に寄与。
◆梅田寛ワルデマル氏。旭日双光章。66歳。ブラジリア市。ブラジル中西部日伯協会連合会副会長、ブラジリア日伯文化協会副会長などを歴任。非日系人を含む地域住民間、また現地行政と日系社会の連携強化に貢献。
◆西尾義弘ロベルト氏。旭日双光章。75歳。聖市。伯日文化社会統合協会会長、ブラジル日本文化福祉協会副会長を歴任。
宮坂国人財団で日系団体の活動支援及び日伯文化交流促進に尽力。
◆岩原勝一氏。旭日単光章。85歳。聖州スザノ市。スザノ文化協会会長、汎スザノ文化体育農事協会評議委員会委員長などを歴任。スザノ市での日本文化イベントの実施や日本語教育の活性化等を通じて現地での日伯交流促進に尽力。
◆有田久雄氏。旭日中綬章。73歳。リオ州ペトロポリス市。元国立産業財産権庁長官。ブラジルでの日本の知的財産の保護及び知的財産分野の日伯間交流の促進に寄与。
◆金城芳光ロベルト氏。旭日双光章。71歳。パラナ州ロンドリーナ市。ロンドリーナ市議、ロンドリーナ沖縄県人会会長などを歴任。ブラジルでの日系人の地位向上及び日伯間の相互理解の促進に寄与。
◆原清ルイ氏。旭日双光章。66歳。パラナ州クリチバ市。現クリチーバ日伯文化援護協会会長、元ブラジル出稼ぎ協会会長。日伯間の友好親善及び相互理解の促進に寄与。
◆テレーザ・ミホコ・ミウラ氏。瑞宝双光章。63歳。パラナ州クリチバ市。元在クリチバ総領事館現地職員。日本国在外公館活動に寄与。
◆オギバウダ・デバイ・ソウザ・トーレス氏。旭日双光章。80歳。バイア州サルバドール市。現バイア州伯日文化協会会長、元サルバドール・カトリック大学音楽院教授。
音楽を通じた日本的精神を伯国音楽分野にも浸透・発展に尽力。バイア州伯日文化協会を創立させるなど、日伯両国の文化交流及び相互理解の促進に貢献。
◆長井忠雄氏。旭日双光章。83歳。ペルナンブコ州レシフェ市。現ナガイ道場館長、元レシフェ日本文化協会会長、元ペルナンブコ柔道連盟会長。
ペルナンブコ柔道連盟を創設し、同州全体に柔道を普及させ、礼儀を基本とした日本の柔道普及に貢献。
2018年11月6日付
石井千秋氏、平成30年度秋叙勲受章祝賀会の開催のお知らせ
ブラジル稲門会長期組各位
此の度、本年度、日本国、秋の叙勲の発表があり、我がブラジル稲門会の石井千秋先輩が旭日単光章を受章されることになりました。
就きましてはブラジル稲門会の幹部及び長期組有志の方々で祝賀会を開き、石井先輩の栄誉を称えるとともに皆さんでその喜びを分かち合いたいと思います。
天野会長からはご自宅を祝賀会の会場として提供していただけることになりましたので、日時は12月22日〔土)のお昼〔12時)から、祝賀会を開催したいと思います。
恐れ入りますが出席の可否(人数)を至急お知らせ下さい。(出席者の人数次第で料理を仕出しにするか、一品持ち寄りにするか、決めたいと思います)。
以上、よろしくお願い致します。
ブラジル稲門会 幹事長 足立 操

石井千秋氏
◆石井千秋氏。旭日単光章。77歳。聖市。柔道家
及び柔道場経営者。伯国柔道界初となる五輪メダルを獲得し、ブラジル社会に柔道ブームを巻き起こし、日本発祥の武道である柔道の認知と普及に貢献。現役引退後は自身の道場で、聖州柔道連盟の強化コーチとして選手の育成に努めた。